◎ハニヤ氏はイランの新大統領ペゼシュキアン氏の宣誓式に出席するため首都テヘランを訪れ、7月31日に暗殺された。
イラン革命防衛隊(IRGC)は3日、パレスチナ自治区のイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏が暗殺された事件について、イスラエル軍がロケット弾を使って殺害したと非難した。
IRGCは国営イラン通信(IRNA)を通じて声明を出し、改めてイスラエルへの報復を宣言した。
それによると、イスラエルは7キログラムの弾頭を持つロケット弾を使ってハニヤ氏が滞在する住居を攻撃したという。
ハニヤ氏はイランの新大統領ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)氏の宣誓式に出席するため首都テヘランを訪れ、7月31日に暗殺された。
IRGCは声明で、「この暗殺はシオニスト政権が米国の支援を受け計画・実行したものである」と主張した。
またIRGCは「テロリストのシオニスト政権は適切な時期に厳しい懲罰を受けるだろう」と付け加えた。
イスラエルはハニヤ氏暗殺に関するコメントを出しておらず、否定も肯定もしていないが、昨年10月にガザ紛争が始まって以来、ハニヤ氏を含むハマス幹部をひとり残らず殺害すると公言していた。
ハマスと同盟を結ぶレバノンの過激派ヒズボラもイスラエル軍に司令官を暗殺されたことを受け、報復を宣言している。