◎西アゼルバイジャン州はトルコとイラクと国境を接している。
イラン革命防衛隊(IRGC)が同国北西部で正体不明の武装強盗団を解体した。国営イラン通信(IRNA)が9日に報じた。
それによると、IRGCは西アゼルバイジャン州への侵入を企てた強盗団を打ち負かし、銃器や装備品を押収したという。
IRNAは関係者の話しとして、「この武装強盗団は西アゼルバイジャン州で革命を企てていた可能性があり、IRGCの攻撃を受け、壊滅した」と伝えている。
またIRNAはこの取り締まりで強盗団の戦闘員数人が死傷したと報じたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
武装強盗団の正体も不明である。
西アゼルバイジャン州はトルコとイラクと国境を接している。トルコとの国境は全長550キロほどだ。
この地域ではイラン軍とクルド人武装勢力、イスラム国(ISIS)系組織との間で時折戦闘が起きている。
IRGCは2年前、この地域で破壊工作を行うためにテロリストを雇おうとしたとされるイスラエル系武装勢力を解体したと報告していた。