イラン大統領、イスラエルの支援表明を嘲笑「ガザの現状を見ろ!」
ネタニヤフ氏は12日、イラン人に向けた動画メッセージで、「イスラエルはイランが現在の指導部から解放された後、深刻な水不足を解決するための支援を約束する」と述べていた。
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イランのペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領は13日、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が水不足に直面するイランへの支援を申し出たことを嘲笑した。
ペゼシュキアン氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「パレスチナ人から水と食料を奪っているイスラエルを信用するなどあり得ない」と書いた。
またペゼシュキアン氏は「ガザ市民から水と食料を奪う政権がイランに水を供給する?それは幻影に過ぎない」と蔑んだ。
国営イラン通信(IRNA)によると、ペゼシュキアン氏は13日の閣議でイスラエルの支援申し出を拒絶。この申し出を「戯言」と一蹴したという。
ペゼシュキアン氏はXで「ガザの困難な状況、飢餓、飲料水や医薬品の不足、残虐な政権による包囲が続く中で苦闘する子供たちの姿を見ろ!」と述べた。
ネタニヤフ氏は12日、イラン人に向けた動画メッセージで、「イスラエルはイランが現在の指導部から解放された後、深刻な水不足を解決するための支援を約束する」と述べていた。
イランは過去5年間、高温と干ばつに悩まされてきた。IRNAによると、過去4カ月間の全国の雨量は平年の40%に満たないという。
過去2カ月間の全国の気温は30~50度で推移。気象台は10月まで高温が続くと予想している。