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イラン外相「米国から公平な提案あれば応じる用意ある」核協議停滞

国連は9月27日付で、2015年のイラン核合意(JCPOA)に関連して停止されていた一連の国連制裁を再導入した。
2019年2月11日/イラン、首都テヘランで開催された1979年の革命を祝うイベント、星条旗を燃やす人々(Getty Images)

イランのアラグチ(Abbas Araghchi)外相は11日、米国との核協議について、「公平で均衡のとれた提案であれば歓迎するが、そういった提案は一切受けていない」と明らかにした。

アラグチ氏は国営テレビのインタビューで、「米国から交渉に向けた合理的で均衡のとれた公平な提案を受け取った場合、検討する用意がある」と語った。

またアラグチ氏は、「このような提案を受け取った場合もウラン濃縮の権利を放棄しないが、ウランの平和的な利用に関する措置は講じ得るだろう」と述べた。

そして、「この実現には相手側の制裁解除といった措置が必要である」と強調した。

国連は9月27日付で、2015年のイラン核合意(JCPOA)に関連して停止されていた一連の国連制裁を再導入した。

欧米諸国はイランが核合意を利用して兵器製造能力の向上を試みていると指摘。イランは自国の核計画は平和目的のみであると主張している。

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