イラン海軍が軍事演習実施、イスラエルとの12日間戦争以来初

イランは宿敵イスラエルを念頭にこのような演習を定期的に行っている。

イラン海軍がイスラエルとの12日間の戦争以来初の軍事演習を実施した。国営イラン通信（IRNA）が21日に報じた。

SANAが公開した写真には艦艇がミサイルを発射する様子が映っていた。

イランは宿敵イスラエルを念頭にこのような演習を定期的に行っている。

イスラエルは6月の戦争で防空システムを破壊、核施設や他の施設を爆撃した。

SANAによると、艦艇は巡航ミサイルを標的に発射し、水上ドローンも使ったという。演習の映像は公開されていない。

イラン海軍の兵員は推定1万8000人。6月の戦争中、重大な攻撃を回避したとみられる。

SANAは国防相の声明を引用し、「我が国は新しいミサイルを採用し、潜在的な敵の脅威に対応するため、これらのミサイルを効果的に使用する準備を整えている」と報じた。

イラン当局はイスラエルとの戦争で民間人436人、治安要員435人を含む1190人のイラン人が死亡したと報告している。

警察当局は先週、この戦争中に2万1000人の容疑者を逮捕したと明らかにした。

当局はこの戦争を受け、検問所の設置を含む大規模な摘発キャンペーンを開始。市民に対し、「イスラエルのスパイ」の可能性がある不審人物を報告するよう求める「公的報告制度」も導入した。