英仏独首相、イランに交渉促す「核兵器保有認めない」
英仏独は「緊張を緩和し、紛争が激化・拡大しないよう、共同の外交努力を継続する」としている。
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イギリス、フランス、ドイツの首脳は22日、イランに対し、中東地域の安全保障を脅かすような行動を取らないよう求め、核兵器の保有を認めないと強調した。
3カ国の首脳は共同声明で、「私たちは一貫して、イランが核兵器を保有することを決して許さず、地域安全保障への脅威となることはもはや許されないとの立場を明確に表明してきた」と述べた。
また3カ国はイランに対し、「核開発プログラムに関するあらゆる懸念に対処する合意に至る交渉に参加するよう求める。我々はすべての当事者と連携して、その目標の達成に貢献する用意がある」とした。
さらに、3カ国はイスラエルの安全保障に対する支持も確認した。
米国防総省は22日、「ミッドナイトハンマー(真夜中の鉄槌)」と名付けたイランの3つの核施設(ナタンツ、フォルドゥ、イスファハン)への攻撃作戦について説明。7機のステルス戦略爆撃機B2を投入し、地中貫通型爆弾(バンカーバスター)GBU57をあわせて14発使用したと明らかにした。
イランはナタンツ、フォルドゥ、イスファハンの核施設が攻撃を受けたことを確認したが、被害は限定的と主張している。
トランプ(Donald Trump)大統領はイランが和平に応じない場合、「さらに壊滅的な攻撃を受けるだろう」と警告した。
英仏独は「緊張を緩和し、紛争が激化・拡大しないよう、共同の外交努力を継続する」としている。