◎事件はパキスタン国境に近いシスタンバルチスタン州の州都ザヘダンで発生。武装勢力が警察署を襲撃し、銃撃戦になった。
国営イラン通信(IRNA)は8日、武装勢力が同国南東部の警察署を襲撃し、警察官2人を殺害したと報じた。
それによると、事件はパキスタン国境に近いシスタンバルチスタン州の州都ザヘダンで発生。武装勢力が警察署を襲撃し、銃撃戦になったという。
IRNAはイラン革命防衛隊(IRGC)の声明を引用し、「治安部隊は武装勢力の戦闘員4人を射殺した」と伝えている。
またIRNAは同州知事の話しとして、「武装勢力は銃器や手榴弾を所持していた」と報じた。
国際テロ組織アルカイダとつながりのあるスンニ派武装勢力「正義の軍(Jeish al-Adl)」が犯行を声明を出したと伝えられている。
一方、IRNAは同日、南部シラーズで昨年10月末に発生したモスク襲撃事件に関与したとされる2人の男が絞首刑に処されたと報じた。
それによると、この2人はイスラム国(ISIS)の戦闘員だという。このモスク襲撃では民間人少なくとも13人が死亡、30人が負傷したとされる。
2人はシラーズの中心部にある広場で絞首刑に処されたようだ。