◎イランの法律は殺人、レイプ、麻薬取引、同性愛、ソドミー(オーラルセックスやアナルセックスなど)を厳しく罰する。
国営イラン通信(IRNA)は5日、人身売買で起訴された女性2人が死刑を宣告されたと報じた。
IRNAによると、裁判所は両被告が若い女性を搾取したとして死刑を言い渡したという。
しかし、海外に拠点を置く権利団体は起訴された2人を「地元のゲイやレズビアンを支援してきた権利活動家」と説明している
IRNAは女性2人がどのような人身売買を行ったかには触れず、海外でより良い仕事を約束すると若い女性や少女に約束し、搾取したと報じている。
裁判所は死刑を宣告したが、女性2人は上訴する権利を持っているとみられる。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは今年初め、この女性2人を「イランのLGBTQ+を支える人権擁護者」と呼び、「性的指向、性自認、LGBTQ+の権利をソーシャルメディアで呼びかけ、逮捕された」と説明した。
イラン西部の権利侵害を監視しているノルウェーの監視団体によると、地元警察は女性2人のうち1人を同性愛を促進したという理由で逮捕したという。
イスラム法に基づくイランの法律は殺人、レイプ、麻薬取引、同性愛、ソドミー(オーラルセックスやアナルセックスなど)を厳しく罰する。
イランは中国と並んで、世界で最も多く死刑を執行している国と考えられている。
イランの人権問題を調査する国連委員会は昨年、イランが驚くべき速さで囚人を「処刑」していると警告した。
イランで同性愛は違法であり、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーは公の場で声を上げると逮捕される。
迫害への恐怖は非常に強く、一部のゲイやレズビアンは亡命を求めている。今年初めには2人の同性愛者がソドミー罪で処刑された。