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イラン、イスラエル諜報機関のスパイを処刑=国営メディア

この人物は2023年10月にイスラエルの対外諜報機関モサドとの接触・協力を開始し、4か月後の2024年2月に逮捕されたとのこと。
2025年6月15日/イラン、首都テヘラン、イスラエル軍の空爆を受けた地区(Getty Images/AFP通信)

イラン当局がイスラエルのスパイとされる人物の死刑を執行した。国営イラン通信(IRNA)が19日に報じた。

それによると、最高裁判所はこの人物の減刑請求を棄却。刑は18日早朝に執行されたという。

人物の身元は明らかになっていない。IRNAは当局者の話しを引用し、「この男はシオニスト政権と協力した罪で告発され、腐敗および神への敵対行為で死刑判決を受けた」と説明している。

この人物は2023年10月にイスラエルの対外諜報機関モサドとの接触・協力を開始し、4か月後の2024年2月に逮捕されたとのこと。

報道によると、この人物はモサドに機密情報を提供し、モサドの代理としてイラン国内で任務を遂行したとされる。それ以上の情報は明らかになっていない。

イランは数十年にわたるイスラエルとの「影の戦争」が続く中、モサドに協力したり、情報を提供した多くのスパイを処刑してきた。

イスラエルのスパイ活動で有罪判決を受けたイラン人は今年大幅に増加し、過去数ヶ月間で少なくとも9件の死刑が執行された。

10月4日にはモサドと協力し、南西部フゼスタン州で爆破と武力攻撃を行ったとされる6人の死刑が執行された。このグループはモサドの命を受け、テロを計画したとされるが、詳細は不明だ。

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