イラン、イスラエルのスパイとISISメンバーの死刑執行
イランは数十年にわたるイスラエルとの影の戦争が続く中、モサドに協力したり、情報を提供した多くのスパイを処刑してきた。
.jpg)
イラン当局がイスラエルのスパイとされる人物とイスラム国(ISIS)のメンバーとされる人物の死刑を執行した。国営イラン通信(IRNA)が6日に報じた。
それによると、イスラエルのスパイとされる男は対外諜報機関モサドに機密情報を提供したという。
IRNAは関係者の話しとして、「この男はイスラエル軍による6月の空爆で殺害された核科学者に関する情報をモサドに流した」と伝えているが、それ以上の詳細には言及していない。
男はオーストリア・ウィーンでモサドの職員と5回会ったとされる。
ISISのメンバーとされる人物の情報はない。
イスラエル軍は6月、イランとの12日間戦争で核開発プログラムに関与した物理学者とエンジニア少なくとも14人を殺害した。
イランは数十年にわたるイスラエルとの影の戦争が続く中、モサドに協力したり、情報を提供した多くのスパイを処刑してきた。
これには核科学者の暗殺から、イランの核プログラムを妨害する目的の破壊活動などが含まれる。
イランは6月の戦争以来、イスラエルのスパイとされる7人の刑を執行した。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、イランで昨年死刑に処された人は確認できているだけで901人。15年以来の水準に達したという。