◎ガレマニ死刑囚は2022年、西部ケルマンシャーのジムの外で被害者を数回刺し、殺害。2人は金の貸し借りでトラブルになっていた。
イラン当局が2022年に男性を殺害した罪で死刑判決を受けたユダヤ系市民の刑を執行した。国営イラン通信(IRNA)が4日に報じた。
それによると、死刑に処されたのは23歳のアルビン・ガレマニ(Arvin Ghahremani)死刑囚。昨年刑が確定した。
ガレマニの親族および弁護士は被害者の遺族に対し、同国のいわゆる「目には目を」の報復法に基づいて死刑を求めないよう要請していたとされる。
被害者の身元は明らかにされていない。
IRNAによると、ガレマニは2022年、西部ケルマンシャーのジムの外で被害者を数回刺し、殺害。2人は金の貸し借りでトラブルになっていたという。
イランの人口は約8500万人。その99%がイスラム教徒である。イラン政府は1999年、13人のユダヤ系市民をイスラエルのスパイとして逮捕した。
1979年のイスラム革命後、多くのユダヤ人が国外に逃亡。現在の推定では約2万人のユダヤ人がイランに残っている。イラン指導部はシーア派を国教に定めている。