イラン、イスラム国(ISIS)戦闘員9人の絞首刑執行
9人の身元と国籍は明らかになっていない。
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イランの司法当局は10日、2018年の襲撃事件後に拘束されたイスラム国(ISIS)の戦闘員9人を絞首刑に処したと発表した。
それによると、9人の死刑判決は最高裁判所で確定したという。9人の身元と国籍は明らかになっていない。
当局は声明で、この9人は西部地域でISISが革命防衛隊(IRGC)の部隊を襲撃し、3人の兵士が死亡した事件の後、拘束されたと説明した。
当局は当時、同国西部でISIS戦闘員の隠れ家を摘発し、機関銃や手榴弾を含む武器貯蔵庫を一掃したと述べていた。
ISISのカリフ制国家は2019年に壊滅したものの、その残党はこの数年、シリアとイラクで活動を活発化させ、多くの死傷者が出ている。
ISISの元最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)は2014年にカリフ制を宣言したが、2019年にシリア北西部の米軍特殊部隊による攻撃で死亡した。
ISISは2017年6月にイラン・テヘランで議会と故ホメイニ(Ayatollah Ruhollah Khomeini)師の墓廟を標的とした攻撃も主張している。この攻撃では少なくとも18人が死亡、50人以上が負傷した。
またISISはイランで他の攻撃も主張しており、その中には米軍ドローン攻撃で殺害されたIRGCのソレイマニ(Qassim Soleimani)司令官の追悼式典での自爆テロが含まれる。
このテロは昨年1月に発生し、少なくとも94人が死亡した。