◎イランではガソスタを含む公共インフラや企業へのサイバー攻撃が相次いでいる。
2023年12月18日/イラン、首都テヘランのガソリンスタンド(Vahid Salemi/AP通信)

イラン政府がサイバー攻撃を受け、全国のガソリンスタンドの70%近くが営業を停止した。国営イラン通信(IRNA)が18日に報じた。

IRNAは関係者の話しとして、「石油省のソフトウェアに問題が発生し、多くのガソリンスタンドが営業停止に追い込まれた」と伝えている。

イスラエルのメディアは「特定のハッカー集団が関与している」と報じた。

IRNAによると、全国のガソリンスタンドの約30%が営業を継続している。イランには約3万3000のガソスタがある。

近年、イランではガソスタを含む公共インフラや企業へのサイバー攻撃が相次いでいる。刑務所や政府機関の監視カメラも過去にハッキングされたことがある。

昨年には同国南西部にある大手鉄鋼会社がハッキング被害にあった。

2021年に発生した燃料配給システムに対するサイバー攻撃では全国のほぼ全てのガソスタが麻痺し、長蛇の列ができた。

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