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▽爆発の原因は明らかになっておらず、亡くなった70人がどこにいたかも分かっていない。
2025年4月27日/イラン、南部ホルモズガーン州、爆発があった港湾施設(ロイター通信)

イラン南部ホルモズガーン州の港湾施設で発生した爆発・火災について、国営イラン通信(IRNA)は28日、これまでに70人の死亡が確認され、1200人以上が負傷したと報じた。

爆発はイラン最大の商業港であるシャヒドラジャイ港で26日に発生。コンテナ内の化学物質が爆発し、周囲のコンテナに燃え広がったと伝えられている。

爆発の原因は明らかになっておらず、亡くなった70人がどこにいたかも分かっていない。

IRNAによると、消火活動は28日午後の時点で継続中。コンテナ火災の影響で有毒ガスが発生しているという。

IRNAはホルモズガーン州知事の発言を引用し、「火災は概ね鎮圧されたため、救助活動に焦点を当てている」と報じた。

それによると、全焼または損壊したコンテナの撤去には2週間ほどかかる可能性があるという。

爆発の衝撃はすさまじく、爆心地の周囲数キロの範囲でガラスが割れるなどの被害が確認された。

ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領によると、この港に12万~14万個のコンテナが保管されているという。被害の全容は明らかになっていない。

IRNAは化学物質を保管していたコンテナが大爆発の原因と伝えているが、正確な原因は不明である。

IRNAは28日、モメニ(Eskandar Momeni)内相の話しとして、「港のセキュリティ対策に不備が確認され、責任者らが取り調べを受けている」と報じた。

またモメニ氏はこの報道に先立ち、「可燃物の申告が適切に行われていなかった可能性がある」と述べていた。

当局によると、少なくとも22人と連絡が取れず、爆発に巻き込まれた可能性があるという。

最高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師は27日、爆発の原因を明らかにするための調査を命じた。

政府の調査委員会は原因を特定し、責任者を厳正に処罰するとしている。

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