▽条約の期間は20年で、貿易、軍事協力から科学、教育、文化にいたるまで、あらゆる分野をカバーし、延長される可能性もある。
とイランのペゼシュキアン大統領(AP通信).jpg)
イラン議会(一院制、定数290)がロシアとの包括的戦略パートナーシップ条約を批准した。国営イラン通信(IRNA)が21日に報じた。
イランのペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領とロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領は今年1月にこの条約に署名。条約の期間は20年で、貿易、軍事協力から科学、教育、文化にいたるまで、あらゆる分野をカバーし、延長される可能性もある。
西側諸国が懸念していた「相互防衛」条項は含まれなかった。
ロシア連邦議会は4月にこの条約を承認した。
相互防衛は含まれていないが、両国は共通の軍事的脅威に対して協力し、軍事技術協力を発展させ、合同演習を行うとしている。
2022年にウクライナ戦争が始まって以来、イランとロシアは軍事的関係を深めており、西側はイランがロシアにミサイルやドローンを提供していると非難してきた。
イラン指導部はロシアへの武器提供を否定している。
イランとロシアが主導するユーラシア経済連合(EAEU)との自由貿易協定は先週発効した。