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イラン元皇太子、米国にイランへの軍事介入促す

レザ氏は13日、ドイツ・ミュンヘンで開かれている安全保障会議でロイター通信の取材に応じ、イラン政府が崩壊寸前にあるとの見方を示した。
2026年2月13日/ドイツ、バイエルン州ミュンヘンで開催されたミュンヘン安全保障会議、イランのレザ元皇太子(ロイター通信)

イランのレザ(Reza Pahlavi)元皇太子が米国に対し、イランに軍事介入するよう改めて訴えた。レザ氏はトランプ政権を称賛したうえで、イランとの核交渉に時間を費やすべきではないと強調した。

レザ氏は13日、ドイツ・ミュンヘンで開かれている安全保障会議でロイター通信の取材に応じ、イラン政府が崩壊寸前にあるとの見方を示した。またレザ氏は米国による軍事攻撃が体制を弱体化させるか、あるいは崩壊を加速させると主張した。

さらにレビ氏は「時間の問題だ。米国の攻撃によってプロセスを促進し、国民が再びストリートに戻って最終的な政権崩壊まで突き進むことができることを期待している」と述べ、イラン国内外の反体制派にとって、現政権の打倒や民主化への転換が喫緊の課題だと強調した。

レビ氏は核交渉の継続について、「多くの命を危険にさらす」との懸念を示し、「交渉に時間を費やすよりも迅速な介入が必要だ」とトランプ政権に訴えた。レビ氏は1979年のイスラム革命以前にイランを離れて以来、米国に居住している。

一方で、イラン国内の反体制勢力は依然として内部分裂しており、外国の軍事介入に対する支持や統一した意思は確認されていない。過去の報道では、米側からもレビ氏の支持基盤について懐疑的な見方が示されている。

この発言は米国とイランとの外交・軍事的緊張が高まる中で出された。米国は引き続きイランとの間で核問題に関する交渉を進めているが、交渉が難航しているとの指摘もある。トランプ(Donald Trump)大統領は核交渉に慎重な姿勢を示す一方、イランに対する軍事的選択肢を排除していないとの見方が報じられている。複数の米当局者はトランプ氏が命じた場合、数週間にわたる軍事作戦を準備している可能性があると述べている。

米欧間ではイラン情勢をめぐる評価は分かれており、軍事介入を推進する意見と、外交的解決を重視する立場が対立している。こうした中で、核交渉は今後も継続される見通しだが、軍事的緊張の高まりが地域の安定に影響を与えると懸念されている。

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