◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は24日午前の時点で4万4211人、負傷者は10万4567人となっている。
2024年11月23日/レバノン、首都ベイルート、イスラエル軍の空爆で崩壊した建物(AP通信)

イスラエル軍は24日、パレスチナ・ガザ地区北部などを空爆し、少なくとも35人が死亡、94人が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

レバノン南部でイスラエル軍と激戦を繰り広げているヒズボラは24日、イスラエル軍とテルアビブに向けて200発のドローンとロケットを発射したと発表した。

イスラエルのメディアによると、同国中部で大きな爆発音が確認されたという。死傷者の情報はない。

ヒズボラはレバノン南部に展開するイスラエル軍に「ロケットと弾幕の雨」を見舞ったと主張。現地メディアによると、イスラエル軍の戦車と部隊が戦略的に重要な高台からの撤退を余儀なくされているという

イスラエル軍は2カ月近くに渡ってガザ北部を包囲し、ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は24日午前の時点で4万4211人、負傷者は10万4567人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は24日午前の時点で3754人、負傷者は1万5626人。

アナリストたちはヒズボラのミサイル・ロケット兵器の80%を破壊したというイスラエル軍の報告に疑問を投げかけている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは24日、目撃者などの話しとして、「レバノン南部のイスラエル軍が占領するエリアに多数のロケット弾が撃ち込まれた」と伝えている。

イスラエル政府はコメントを出しておらず、死傷者の情報はない。

アルジャジーラの取材に応じた軍事アナリストは、「ヒズボラの長距離兵器を破壊し、イスラエル領内への攻撃を防ぐというイスラエル軍の作戦はうまく機能していないように見える」と指摘した。

それによると、ヒズボラは様々な場所に地下施設を造り、そこにミサイルやロケットを保管して、長い紛争に耐える準備を進めてきたという。

ヒズボラはイスラエルの宿敵イランの軍事支援を受け、数万から数十万発のロケットやミサイルを保有しているとみられる。

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