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イエメン・フーシ派が国連職員2人拘束、家宅捜索も

国連は内戦が続くイエメンでの活動方針の再評価を迫られている。
2024年2月10日/イエメン、首都サヌア、米英軍の空爆で死亡したフーシ派戦闘員の葬儀(Getty Images/AFP通信)

国連は24日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が過去48時間で国連職員2人を新たに拘束し、複数の職員宅を家宅捜索したと明らかにした。

国連は内戦が続くイエメンでの活動方針の再評価を迫られている。

国連のデュジャリック(Stephane Dujarric)報道官は声明でフーシ派を非難し、職員の即時解放を求めた。

AP通信は世界食糧計画(WFP)の関係者の話しとして、「フーシ派がイエメン人職員宅と国連施設を23日と24日に家宅捜索した」と伝えている。

フーシ派は先週、首都サヌアで拘束した国際職員12人を解放し、さらに3人に対し国連施設内での移動を許可していた。

解放された12人は国連便でサヌアを離れ、一部はヨルダンに移って活動を継続する予定だ。

イスラエル軍は8月28日、サヌアを空爆。フーシ政権の首相であるラハウィ(Ahmad Ghaleb al-Rahwi)氏ら幹部12人を殺害した。

フーシ派はこの空爆から3日後、サヌアの国連事務所を襲撃し、少なくとも18人の国連職員を拘束した。

フーシ派は国連がイスラエルのスパイ活動を黙認していると主張している。

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