◎乗組員にケガはなかったと伝えられている。
イエメン、首都サヌア、シーア派反政府勢力フーシの戦闘員(AP通信/Hani Mohammed)

イエメンシーア派武装勢力フーシがアデン湾の貨物船にミサイルを撃ち込んだとみられる。現地メディアが22日に報じた。

それによると、パラオ船籍の貨物船で火災が発生したという。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は声明で、「イエメン領内からミサイルが2発発射された」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

AP通信によると、火災が発生したのはパラオ船籍の貨物船。所有者はリベリアで上場している企業とみられる。

乗組員にケガはなかったと伝えられている。

この貨物船はタイからエジプトに向かっていた。

アデン湾で活動する民間警備会社アンブレイは声明で、「ミサイル攻撃により船上で火災が発生し、連合軍が対応にあたった」と述べている。

フランス軍は22日、紅海南部でフーシ派のドローン2機を撃墜したと発表した。

一方、イスラエルのリゾート都市エイラートでも22日早朝、空襲警報が鳴り響いた。

イスラエル軍はミサイル防空システムで対処したと発表。この攻撃による被害は確認されていない。

フーシ派はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると宣言。イスラエルとつながりのない商船も被害を受け、アジア、中東、欧州を結ぶ重要な航路を危険にさらしている。

米英軍はフーシ派が実効支配する地域のミサイル兵器庫や発射基地を複数回空爆している。

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