◎人的被害は報告されていない。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が15日未明、イスラエルに向けてミサイルを発射した。
現地メディアによると、ミサイルは中部の空き地に落下。テルアビブ近郊のベングリオン国際空港で空襲警報が鳴り響いた。
人的被害は報告されていない。
地元テレビ局はベングリオン国際空港の避難所に駆け込む人々の姿を報じた。空港はその後、通常業務に戻った。
中部の町の外れで黒煙が上がり、消防が急行。報道によると、イスラエル軍の迎撃ミサイルの破片のようなものが駅のエスカレーターに落下したという。
イスラエル軍は声明で、防空部隊が地対地ミサイルを迎撃、標的を破壊したが、その破片が地上に落下したと述べた。
フーシ派の報道官は声明で、「テルアビブ周辺の軍事目標に向けて弾道ミサイルを発射した」と主張した。
フーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領に向けて何度もミサイルやドローンを発射しているが、そのほぼすべてが紅海上空で撃墜されている。
7月にはフーシ派が発射したイラン製自爆ドローンがテルアビブ上空に侵入し、1人が死亡、10人が負傷した。イスラエルはこれに対し、フーシ派の複数の拠点を空爆した。
イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は15日の閣議で同様の対応をほのめかした。