◎ヒズボラとイスラエル軍は国境付近で交戦を続けているものとみられる。
2017年11月8日/レバノン南部、イスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員(Mahmoud Zayyat/AFP通信/Getty Images)

レバノンを統治するイスラム教シーア派組織ヒズボラは11日、イスラエル国境沿いの戦闘に重弾頭ミサイルを含む新兵器を導入したと明らかにした。

ヒズボラとイスラエル軍は国境付近で交戦を続けているものとみられる。

ヒズボラの指導者ナスララ(Hassan Nasrallah)師は声明で米国を非難。「奴らはパレスチナ・ガザ地区の戦争を止めることができる唯一の国であるにもかかわらず、イスラエル軍の大量虐殺を容認している」と主張した。

またナスララ師はシリアとイラクの駐米基地が攻撃を受けたことについて、「40発以上のロケット弾と自爆ドローンが投入されたと聞いており、ガザの戦争が終わるまで攻撃は続くだろう」と述べた。

ヒズボラは10日、シリア中部におけるイスラエル軍の空爆でヒズボラの戦闘員7人が死亡したことを受け、イスラエル北部に向け自爆ドローンを3機を発射したと主張した。

これはイスラエルのリゾート都市エイラートで9日に報告された自爆ドローン攻撃を指しているものとみられる。

ナスララ師はこの攻撃を「偉大な成果」と呼んだ。

イスラエル軍によるガザ空爆は関係国が仲介した休戦(1日4時間)が発効した後も続いている。パレスチナ側の死者は1万1000人を超えた。

イスラエルでは少なくとも1200人が死亡。200人以上が人質に取られている。

レバノン・ベイルートの地元テレビ局によると、ヒズボラは国境沿いのイスラエル軍基地に対し、重い弾頭を搭載したロケット弾1発(Burkan-2H)を撃ち込んだという。

これは300~500キログラムの弾頭を搭載できるとされる。どの程度の被害が出たかは明らかになっていない。

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