ヒズボラ首長ナスララ師暗殺から1年、レバノン首都で集会
イスラエル軍は24年9月27日、ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆し、ナスララ師を殺害した。
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レバノン・ベイルート郊外で27日、1年前に暗殺されたヒズボラの最高指導者ナスララ(Hassan Nasrallah)師を称える集会が開かれ、イラン政府の高官らが出席し、イスラエルへの報復を誓った。
イスラエル軍は24年9月27日、ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆し、ナスララ師を殺害した。イスラエル軍は米国製のバンカーバスターBLU-109を使用したとみられる。
その後継者と目されていた幹部も数週間後に殺害された。
ナスララ師暗殺から1カ月後に最高指導者となったカセム(Naim Qassem)師は命日に合わせて演説を行った。
カセム師はヒズボラの武装解除を改めて否定。レバノン指導部とイスラエルを非難し、「存亡をかけた戦いに勝利する」と誓った。
レバノン政府は米国やサウジなどと協力し、昨年の戦争で弱体化したヒズボラに武装解除を迫っている。
ヒズボラはこの戦争で大打撃を受け、ナスララ師を含む指導部のほとんどと5000人以上の戦闘員を失った。