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▽ハマスは10日、イスラエルが停戦協定に違反したとして、ガザで拘束されている捕虜の解放を追って通知するまで延期すると発表した。
2025年2月8日/パレスチナ自治区、ガザ地区、イスラム組織ハマスの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスは13日、イスラエルとの停戦合意に基づき、次の人質3人を予定通り解放すると表明した。

ハマスは声明で、「エジプトとカタールの調停者がイスラエルとの障害を取り除き、溝を埋めるために働くことを確認した」と明らかにした。

それによると、次の捕虜交換は15日に行われる予定だという。

ハマスは声明の中で、「我々は指定されたスケジュールに従って捕虜を交換することを含め、調印された内容に従って停戦合意を履行することを確認する」とした。

イスラエル政府はハマスの声明に対するコメントを出していない。

ハマスは10日、イスラエルが停戦協定に違反したとして、ガザで拘束されている捕虜の解放を追って通知するまで延期すると発表した。

トランプ(Donald Trump)米大統領はハマスの決定を非難し、15日の正午までに約束通り捕虜を解放しなければ「地獄を見ることになる」と警告した。

イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相もトランプ氏の脅しを繰り返し、「ハマスが捕虜を解放しなければ戦闘に戻る」と警告していた。

ハマスはイスラエルが負傷者のガザ地区外への搬送を妨害したり、約束した援助を提供しないなど、協定に違反する行為を繰り返していると非難している。

イエメン親イラン武装組織フーシ派は11日、イスラエルがガザの停戦合意を破棄し、攻撃を再開した場合は軍事介入する用意がある表明した。

停戦協定の概要
▽第1段階の停戦は1月19日(日)に発効。6週間続く予定。

▽ハマス側はパレスチナ人捕虜と引き換えに、33人のイスラエル人捕虜を段階的に解放する。

▽イスラエル軍は停戦の第1段階として、ガザ境界の700メートル地点まで撤退する。

▽イスラエルは終身刑250人を含む約2000人のパレスチナ人受刑者を段階的に釈放する。

▽イスラエルはガザ地区内で負傷した人々が治療を受けるために移動することを許可する。

▽イスラエルは停戦開始から7日後にガザ南部とエジプトを結ぶラファ国境検問所を開放する。

▽イスラエル軍はガザとエジプトの境界フィラデルフィ回廊からの撤退を開始し、第2段階で完全に撤退する。

▽停戦の第1段階中、毎日600台の援助トラックをガザ地区に送り、食料や医薬品などを難民キャンプなどに届ける。

▽恒久的な和平に向けた同盟国による間接協議は第1、2段階中継続される。

▽ハマスは残りのイスラエル人捕虜を第2段階以降に解放する。

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