▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午後の時点で4万9617人、負傷者は11万2950人となっている。
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イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区で地上作戦を続ける中、イスラム組織ハマスは21日、トランプ米政権のウィトコフ(Steve Witkoff)中東担当特使が提示した案を受け入れるか検討していると明らかにした。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、ハマスはウィトコフ氏が提案した案の一部を支持することで停戦を維持するようイスラエルに求める可能性があるという。
ウィトコフ氏は先月、停戦第1段階を4月20日まで延長し、▽ハマスが最初の日に人質の半分を解放▽残りの人質は恒久的な停戦について合意に達したときに解放すると提案していた。
これは恒久的な停戦に向けた交渉の時間を確保することを目的としている。
イスラエルのカッツ(Israel Katz)国防相は21日、ガザ地区の民間人を南部に移動させるために、空爆、地上攻撃、海上からの攻撃を強化すると表明した。
カッツ氏は声明の中で、「ハマスがさらに人質を解放し、完全に敗北するまで作戦を継続する」と強調。イスラエル軍の空爆は今週、ハマスに深刻なダメージを与え、幹部らが大勢死亡したと主張した。
しかし、パレスチナとイスラエルの情報筋はハマスが大きな損失を受ける中でもイスラエルに向けてロケット弾を発射したことに言及。「依然としてガザ地区を統治する力を持っている」と指摘している。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は21日午後の時点で4万9617人、負傷者は11万2950人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。
イスラエルはハマスがウィトコフ氏が提示した人質解放案を拒否したと非難、攻撃を正当化している。
一方、ハマスの幹部はイスラエル軍が地上侵攻を再開したにもかかわらず、「停戦交渉の扉は閉ざされていない」と強調。「署名済みの停戦合意が存在する以上、新たな合意は必要ない」と主張している。
イスラエルは2週間前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告してきた。
ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。
ハマスはイスラエルに対し、ガザ停戦を第2段階に移行するよう求めている。
イスラエル政府は停戦第1段階を4月20日まで延長するという米国の提案を支持。ハマスに人質を解放するよう圧力をかけてきた。
ガザには59人の捕虜が残っており、そのうち24人はまだ生きているとみられる。
双方は仲介国を通じていくつかの要求を提示している。
第2段階の交渉では▽イスラエル軍がガザ地区から完全に撤退すること▽パレスチナ人受刑者を解放する代わりに残りの人質を解放すること▽すべての軍事作戦と敵対行為を永久に停止することなどが協議される予定だ。