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ハマスが人質の遺体引き渡し発表、捜索継続中、残り13人

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は27日午前の時点で6万8527人、負傷者は17万395人となっている。
2025年7月4日/パレスチナ自治区、ガザ南部ハンユニス(Getty Images/AFP通信)

パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスは27日、人質の遺体をイスラエル側に引き渡すと発表した。

ハマスは27日の現地時間午後9時に引き渡すとしている。何体かは明らかにしていない。

ハマスは停戦合意・第一段階に基づき、期限内に生存している人質20人を全員解放したが、28人の遺体の引き渡しは間に合わなかった。

ハマスはこれまでに15人の遺体を返還。残り13人の捜索を続けている。

イスラエル政府はハマスが遺体の所在を知っていると主張している。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、遺体を保管していた施設はイスラエル軍の空爆で破壊されたという。

ハマスは重機を使って遺体を探しているとみられる。

イスラエルは26日、遺体の所在を特定するために赤十字と協力するエジプトの技術チームのガザ入国を許可した。

このチームは米国の計画に基づき、イスラエル軍が一旦撤退した停戦ラインの外側で、掘削機などを使って捜索を行う予定である。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は27日午前の時点で6万8527人、負傷者は17万395人となっている。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万4000~1万5000人と推定されている。

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