ハマス、イスラエルのカタール攻撃を非難「停戦交渉を妨害」
イスラエルは9日、ガザ紛争の仲介に当たるカタールを空爆。イスラム組織ハマスのメンバー5人を殺害した。
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パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスは12日、イスラエルによるカタール・ドーハへの攻撃を「ガザ紛争終結に向けた停戦努力を妨害する行為」と改めて非難した。
イスラエルは9日、ガザ紛争の仲介に当たるカタールを空爆。イスラム組織ハマスのメンバー5人を殺害した。
ハマスの報道官はテレビ演説で、「この攻撃は停戦交渉を妨害する試みであったが、我々が紛争終結に向けた条件を変えることはない」と強調した。
米当局はこの攻撃を「何の利益にもならない一方的なエスカレーション」と評している。
ハマス報道官は「この攻撃は交渉団暗殺の試みであるだけでなく、和平プロセス全体への打撃であり、イスラエルがあらゆる合意を拒否していることを明確に示している」と非難した。
また報道官はイスラエルがカタールとエジプトの仲介努力を水の泡にしたと述べた。
そして、「この攻撃はネタニヤフとその犯罪集団がいかなる合意にも至ることを拒否し、虐殺を止めるための地域的・国際的なあらゆる努力を妨害することに固執していることを示している」と主張した。
ハマスは今のところ、交渉の扉を閉ざすとは表明していない。