武装兵が裁判所襲撃、子供含む6人死亡、20人負傷 イラン
銃と手榴弾による攻撃で子供を含む6人が死亡、20人が負傷した。
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イラン南東部シスタンバルチスタン州の裁判所に身元不明の武装兵が押し入り、子供を含む6人を殺害した。国営イラン通信(IRNA)が26日に報じた。
それによると、治安部隊が銃撃犯3人を射殺したという。
事件は同州の州都ザヘダンの裁判所で発生。銃と手榴弾による攻撃で子供を含む6人が死亡、20人が負傷した。
IRNAは当局者の話しとして、「治安部隊が現場を制圧し、事件の経緯を調べている」と報じた。
またIRNAはシスタンバルチスタン州とパキスタン南西部バルチスタン州の独立を目指す過激派ジャイシュ・アル・アドルの仕業と指摘した。
シスタンバルチスタン州はアフガニスタンおよびパキスタンと国境を接し、イスラム過激派、麻薬密売組織、民兵が時折衝突している。
24年10月には治安部隊の車列が攻撃を受け、少なくとも10人の警察官が死亡した。
シスタンバルチスタン州はイランで最も開発が遅れている地域のひとつであり、イスラム教スンニ派が多数派を占める。イラン指導部はシーア派を国教に定めている。