イラン南東部で銃撃事件、警察官5人死亡=国営メディア
シスタンバルチスタン州はアフガニスタンおよびパキスタンと国境を接し、イスラム過激派、麻薬密売組織、民兵が時折衝突している。
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イラン南東部シスタンバルチスタン州で銃撃犯が5人の警察官を殺害した。国営イラン通信(IRNA)が22日に報じた。
それによると、事件は同州郊外の道路で発生。2台の警察車両が攻撃を受けた。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、逮捕者が出たという情報もない。
IRNAによると、犯行声明を出した組織も確認されていないようだ。
シスタンバルチスタン州はアフガニスタンおよびパキスタンと国境を接し、イスラム過激派、麻薬密売組織、民兵が時折衝突している。
7月末には州都ザヘダンの裁判所に身元不明の武装兵が押し入り、銃を乱射、子供を含む6人が死亡、20人が負傷した。
24年10月には治安部隊の車列が攻撃を受け、少なくとも10人の警察官が死亡した。
シスタンバルチスタン州はイランで最も開発が遅れている地域のひとつであり、イスラム教スンニ派が多数派を占める。イラン指導部はシーア派を国教に定めている。