◎フーシ派はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海アデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派がアデン湾を航行するアンティグア・バーブーダ籍の貨物船にミサイルを撃ち込んだ。現地メディアが9日に報じた。
民間警備会社Ambreyによると、ミサイルはイエメン領内から8日遅くに発射され、貨物船に着弾し、火災が発生。2発目のミサイルは命中しなかったものの、貨物船に急接近した小型ボートが貨物船に向けて発砲したという。
英国海運貿易オペレーション(UKMTO)も貨物船がミサイル攻撃を受け、その直後に海賊とみられる武装集団が貨物船を急襲したと報告している。
フーシ派の報道官は9日、ミサイルとドローンで貨物船を攻撃したと主張した。
AP通信によると、この貨物船は9日午後の時点でアデン湾にとどまっている。ケガ人が出たかどうかは明らかになっていない。
フーシ派の報道官はさらに、アラビア海で軍艦と別の船舶を攻撃したと主張。UKMTOによると、アラビア海の船舶が攻撃を受けたという情報は入っていないという。
フーシ派はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海アデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。