◎エジプトと国境を接するラファには現在、ガザの全人口の3分の2に当たる推定150万人が避難しているとみられる。
2024年3月1日/パレスチナ自治区、ガザ市、イスラエル軍の空爆を受けた建物の残骸(Getty-Images)

パレスチナ・ガザ地区南部ラファの支援物資配給所がイスラエル軍砲撃を受け、少なくとも5人が死亡、数人が負傷した。ガザの保健当局が13日、明らかにした。

それによると、この配給所は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営している。

ガザ当局はこの配給所にイスラエル軍の砲弾が直撃し、民間人とみられる5人が死亡したと発表。イスラエルはコメントを出していない。

UNWRAのラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長は13日、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「イスラエル軍が国連施設を標的にした」と非難し、国際社会に独立した調査を行うよう要請した。

またラザリニ氏は「イスラエル軍が故意に施設を攻撃した証拠がある」と主張した。

「国連とその職員、施設、資産は常に守られなければならない。この戦争が始まって以来、国連の施設、輸送用車両、職員に対する国際人道法を露骨に無視した攻撃が常態化している。私はこのような違反行為に対する独立した調査を改めて要求する...」

エジプトと国境を接するラファには現在、ガザの全人口の3分の2に当たる推定150万人が避難しているとみられる。

パレスチナ側の死者は3万1000人を超え、今も増え続けている。米国、カタール、エジプトが仲介したラマダン(イスラム教の断食月)休戦は実現せず、国際社会を失望させた。

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