▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午前の時点で4万6645人、負傷者は11万12人となっている。
イスラエル軍が14日、パレスチナ・ガザ地区の北部などを空爆し、この24時間で少なくとも61人が死亡、300人近くが負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、北部ベイトラヒヤの難民キャンプなどで爆発音が確認され、複数の建物が倒壊したという。
ガザ当局はこの24時間で少なくとも61人が死亡、281人が負傷したと報告している。
イスラエル軍による攻撃が続く中、カタールや米国などが主導する停戦交渉は佳境を迎えている。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはカタール政府高官の話しとして、「イスラエルとハマスの停戦は合意に近づいている」と報じた。
それによると、交渉における「障害」の多くは解決したという。ハマスは捕虜解放の条件として、イスラエル軍の完全撤退を求めている。
米国のバイデン(Joe Biden)米大統領は13日の声明で、「早ければ今週中にも停戦協定が結ばれる可能性がある」と発表した。
しかし、ホワイトハウスのサリバン(Jake Sullivan)米大統領補佐官(国家安全保障担当)は「合意が保証されているわけでなく、最後の調整が続いている」と警告した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午前の時点で4万6645人、負傷者は11万12人となっている。
エジプト大統領府は14日、シシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領がバイデン氏と電話会談を行い、カタールで進行中の調停努力について協議したと明らかにした。
バイデン氏はカタール首長とも停戦交渉について協議したとしている。カタールとエジプトは数カ月にわたる交渉の中で重要な仲介役を務めてきた。
エジプト大統領府は声明で、「シシ大統領はイスラエルとハマスの双方が合意に達するために柔軟性を示す必要があると強調した」と述べている。