ガザ水道事業者がサービス停止、ハマスによる職員拘束受け
ロイター通信によると、ハマスは17日深夜に複数の職員を拘束したという。理由は明らかになっておらず、ハマスはコメントを出していない。
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パレスチナ・ガザ地区の人口のほぼ半数に海水淡水化プラントで飲み水を提供する企業が18日、イスラム組織ハマスによる職員拘束の影響で操業を停止した。
同社のCEOは声明で、「この措置により同社の給水を受ける100万人以上に影響が出る」と非難した。
またCEOは「地区内で水タンクを運ぶ70台以上のトラックも運行を停止した」と述べ、戦争で水道網が深刻な損傷を受けたため、供給のさらなる混乱が予想されると強調した。
ロイター通信によると、ハマスは17日深夜に複数の職員を拘束したという。理由は明らかになっておらず、ハマスはコメントを出していない。
ハマスはガザ地区の将来をめぐる戦後協議が膠着する中、イスラエル軍が撤退した地域で支配権を徐々に回復させている。
国連安全保障理事会は17日、米国が示したガザ和平計画案を賛成多数で採択。これにより、国際安定化部隊のガザ派遣が決まった。
ハマスはこの派遣を拒否。武装解除にも応じない姿勢を示している。
イスラエルは先月の停戦発効後もガザ地区の約半分の支配を維持している。
