イラン南部の建物でガス爆発、1人死亡、14人負傷
爆発はホルモズガーン州バンダルアッバス市内の8階建ての建物で発生。少なくとも1人が死亡し、14人が負傷したと報じられている。
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イラン南部ホルモズガーン州で1月31日、ガス漏れが原因とみられる爆発が起き、複数の死傷者が出た。国営メディアが報じた。それによると、爆発はホルモズガーン州バンダルアッバス市内の8階建ての建物で発生。少なくとも1人が死亡し、14人が負傷したと報じられている。爆発は上階の一室で起き、通りにガラス片や瓦礫が散乱した。
X(旧ツイッター)で共有された動画には建物の外壁が吹き飛び、内部が露出した状態となっている様子や、瓦礫の中で救助活動が進められている状況が確認できた。
国営イラン通信(IRNA)は消防当局者の話しとして、「初期評価ではガス漏れとその蓄積が爆発の原因とみられる」と伝え、調査が進行中とのこと。IRNAによると、ホルモズガーン州の危機管理局も爆発原因の調査に参加している。報道では、爆発により建物の数階や周辺の車両、店舗などにも被害が出たと伝えられている。
この爆発を巡ってはインターネット上で軍関係者が標的にされた可能性を指摘する噂も広がったが、革命防衛隊(IRGC)は同市内のいかなる軍施設も攻撃を受けていないと否定する声明を発表した。報道によると、噂の対象となったIRGC海軍関連の建物も被害を受けていないという。
同日には西部フーゼスターン州でもガス爆発とみられる爆発が起き、少なくとも4人が死亡したと伝えられている。この爆発は市内のアパートで起きたとされる。IRNAを含む複数のメディアがこの件を伝え、地元当局が現場で救助活動を進めていると報じた。
今回の爆発はイランが国内で続く抗議デモの取り締まりや核開発問題を巡る国際的な緊張の中にある時期に発生した。イランと米国との関係はここ数カ月で劇的に悪化し、米国の圧力や軍事的示威が拡大しているとの分析もあるが、今回の爆発がこうした情勢と直接関連するかどうかは当局による正式な発表を待つ必要がある。
バンダルアッバスはイランにおける主要な港湾都市であり、ペルシャ湾およびホルムズ海峡に面している。ホルムズ海峡は世界の原油輸送量の大部分が通過する重要な海上交通路で、同地域での事故や事件は国際的な関心を集めやすい。今回の爆発はその地域社会に衝撃を与え、当局は再発防止に向けたインフラの安全対策強化の必要性を指摘している。
