◎イエメンの大部分を実効支配するシーア派武装勢力フーシは紅海で活動するイスラエル船舶を標的にすると宣言している。
フランス海軍のフリゲート艦(Marine Nationale/AP通信)

フランス政府は10日、紅海で任務にあたる自国の軍艦に向けてドローン2機が発射され、撃墜したと発表した。

国防省は声明で、「9日夜にイエメン領内から発射されたドローン2機が海軍のフリゲート艦にまっすぐ向かってきたため、破壊した」と述べている。

ドローンの目的は不明。同省は偵察用とみている。

イエメンの大部分を実効支配するシーア派武装勢力フーシは紅海で活動するイスラエル船舶を標的にすると宣言している。

フーシ派はイスラエルの宿敵イランの軍事支援を受けている。

フランス政府によると、ドローンはイエメン方向から2時間間隔で発射され、フリゲート艦にまっすぐ向かってきたという。

フリゲート艦はイエメン西部の都市ホデイダの沖合約110キロ地点で2機を撃墜した。

フランス海軍は紅海に複数の部隊を展開している。

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