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▽乗客の多くは10年以上ぶりに戻ってきたシリア人だった。
2025年1月7日/シリア、首都ダマスカスの国際空港、カタール航空の旅客機(AP通信)

シリア・ダマスカスの国際空港が7日、国際線の運航を再開した。アサド旧政権の崩壊以来、国際線は運航されていなかった。

現地メディアによると、カタール航空の便が無事到着し、乗客の親族や友人が出迎えたという。

運輸局の報道官は記者団に対し、「カタール政府は長年放置され、イスラエル軍の空爆に何度もさらされてきたダマスカス国際空港の復旧に援助を提供してくれた」と語った。

また報道官は「ダマスカスとアレッポの空港はアサド(Bashar Assad)のせいで何度も破壊と荒廃に直面したが、我が国の活気を取り戻すために、従来の運用体制に戻った」と述べた。

乗客の多くは10年以上ぶりに戻ってきたシリア人だった。

米国から来たという男性は2011年に内戦が始まる前にシリアを離れて以来の帰国となった。「シリアに戻ってくるという希望を失っていましたが、アラーに感謝します...」

ヨルダンの国営メディアによると、ロイヤル・ヨルダン航空の飛行機がテスト飛行でダマスカスに向かったという。

シリア航空も7日からダマスカス発UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ便を再開した。

アサド前大統領は先月初め、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

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