レバノン南部で爆発、兵士6人死亡、イスラエル軍の不発弾か
軍は声明で、「爆発の原因を調査している」と述べた。
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レバノン軍は9日、南部地域にある武器庫の点検と内容物の解体作業中に爆発が発生し、兵士6人が死亡、複数人が負傷したと発表した。
軍は声明で、「爆発の原因を調査している」と述べた。
ロイター通信は治安筋の話しとして、「イスラエル軍の不発弾が爆発した」と伝えている。
イスラエルは昨年、レバノンの親イラン組織ヒズボラに対し大規模な攻撃を仕掛けた。
双方はその後、米国の仲介で停戦に合意。24年11月末に発効した。
イスラエル軍は協定発効後も首都ベイルートや南部を定期的に空爆。そのほとんどがヒズボラの戦闘員やその関連施設に対するものである。
イスラエルとヒズボラは停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が南部を管理することで合意していた。
しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。
ヒズボラはこの戦争で大打撃を受け、前最高指導者のナスララ(Hassan Nasrallah)師を含む指導部の大半と数千人の戦闘員を失った。
レバノン政府は現在、ヒズボラに対し、武装解除に応じるよう求めている。