シリア北西部イドリブ県で爆発、6人死亡、数十人負傷=報道

イギリスのNGOシリア人権監視団は弾薬庫が爆発したと報告している。
シリア、北西部イドリブ県、自爆テロが発生した現場(Getty Images/AFP通信)

シリア北西部イドリブ県で爆発が発生し、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。当局が24日、明らかにした。

爆発の原因に関する公式発表はない。イギリスのNGOシリア人権監視団は弾薬庫が爆発したと報告している。

救助ボランティア団体ホワイト・ヘルメット(シリア民間防衛隊)はイドリブ県北部の町で大きな爆発があり、少なくとも6人が死亡、救助・捜索活動が進行中であると報告した。

またホワイト・ヘルメットは「チームが現場に急行し、瓦礫に埋もれた人々の捜索を続けている」と述べた。

暫定政府の報道官はX(旧ツイッター)への投稿で、「救助隊が現場で対応に当たっているものの、最初の大きな爆発後も小規模な爆発が続いており、救助・捜索を妨げている」と書いた。

国営シリア・アラブ通信(SANA)は保健当局者の報告を引用し、「4人が死亡、116人が負傷した」と伝えているが、詳細は提供していない。

イドリブ県はアサド政権時代、反体制派の支配下に置かれていた。

アサド(Bashar Assad)前大統領は24年12月、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派に敗れ、ロシアに亡命。50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

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