◎イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で戦闘を続けている。
2024年3月27日/レバノン南部、イスラエル軍の空爆を受け全壊した建物(Getty-Images)

イスラエル軍が27日、レバノン南部の医療施設を空爆し、イスラム教スンニ派の過激派とみられる7人が死亡。イスラム教シーア派組織ヒズボラはこの報復としてイスラエル北部にロケット弾を発射、1人が死亡した。

イスラエルとヒズボラは昨年10月にガザ紛争が始まって以来、国境付近で戦闘を続けている。

両国の国境沿いでは前日から空爆とロケット攻撃の応酬が続いていた。

イスラエル軍は27日、イスラム教スンニ派の過激派拠点を空爆し、その戦闘員1人と別の武装勢力数人を殺害したと発表した。

数時間後、ヒズボラはこの空爆で少なくとも7人が死亡したと発表。報復として、イスラエル北部の町と軍事施設に数十発のロケット弾を発射したと述べた。

イスラエルの消防当局によると、ロケット弾が住宅地に着弾、建物火災が発生し、25歳の男性が死亡したという。

ソーシャルメディアで共有された動画には工業団地から黒煙が立ち上る様子が映っていた。

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