トルコ北西部でM6.1の地震、1人死亡、複数の建物が倒壊

震源地はバルケシル県ビガディチの南南西約10キロ、震源の深さは10キロ。津波は発生しなかった。
2025年8月10日/トルコ、バルケシル県、地震により倒壊した建物(AP通信)

トルコ北西部バルケシル県で10日、マグニチュード6.1の地震が発生し、少なくとも1人が死亡、複数人が負傷した。

米地質調査所(USGS)によると、震源地はバルケシル県ビガディチの南南西約10キロ、震源の深さは10キロ。津波は発生しなかった。

最大都市イスタンブールでも揺れが感じられた。

国営アナトリア通信によると、少なくとも10棟の建物が倒壊。これまでに1人の死亡が確認され、29人が病院に搬送されたという。

AP通信は県当局者の話しとして、「市内の倒壊した建物から4人が救助され、救助隊が別の2人を建物から救出しようとしている」と報じた。

APによると、複数の町や集落で土砂崩れや道路への土砂の流入が確認されたという。

災害緊急事態対策庁(AFAD)は声明で、M6.2の後にM4.6の地震を含む複数の余震が発生したと報告。市民に対し、損傷した建物に近づかないよう呼びかけた。

被害の全容は明らかになっておらず、関係自治体がAFADと連携して調査している。

トルコは2つの主要な断層線が交差し、大きな地震が定期的に発生している。

イスタンブール近郊で4月末に発生したM6.2の地震では200人以上が負傷した。

23年2月6日に南部のシリア国境付近で発生したM7.8の地震ではトルコで5万3000人以上、シリアでは6000人以上が死亡した。

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