◎UAEの法律の多くはシャリーア(イスラム法)に基づいており、公の場での愛情表現、同性愛関係、肌の著しい露出、婚姻関係にない男女のセックスなどは全て違法である。
報道によると、アラブ首長国連邦(UAE)の最大都市ドバイでヌード写真を撮影していたグループが逮捕されたという。
4月3日にソーシャルメディアで共有された動画には、ドバイのマリーナ地区のバルコニーでヌード写真を撮影している女性グループが映っていた。
UAEの法律の多くはシャリーア(イスラム法)に基づいており、公の場での愛情表現、同性愛関係、肌の著しい露出、婚姻関係にない男女のセックスなどは全て違法である。
英BBCニュースによると、逮捕された女性はウクライナ人、人数は11人でロシア人も含まれているという。UAEのウクライナ領事館はBBCニュースの取材に対し、「ウクライナ人女性がドバイの警察に拘留されたという報告を受けました」と述べた。「私たちは4月6日に拘留されている女性たちと面会する予定です」
公の場で肌を著しく露出する行為(堕落の罪)は、最高6カ月の懲役と罰金15万円(5,000ディルハム)を科される。
ロシアのリア通信社は当初、8人のロシア人女性が逮捕されたと報じていたが、その後「ヌード撮影を主導したロシア人男性が逮捕された」と報道内容を修正している。
ドバイ警察の報道官はリア通信社の取材に対し、「男性は最大18カ月の懲役を科される可能性がある」と述べた。
その後、ドバイ警察は別の声明で、「ポルノ素材や公序良俗に反する可能性のある素材を出版または撮影する者は、誰であろうと懲役と罰金に直面します」と警告した。「UAEの法律は著しい肌の露出やポルノ素材の撮影を決して許可しません」
アラブを代表する巨大観光都市ドバイで旅行や観光を楽しんでいた観光客が「堕落の罪」で逮捕されたという事件は決して珍しくない。
2017年、イギリスのある女性は婚姻関係にない男性と合意の上でセックスし、懲役1年の実刑判決を受けた。事件は男性がこの女性から脅迫メッセージを受け警察に相談したことで明るみになった。