◎ドローンは爆弾を投下した後、自爆したとみられる。
イスラエル・テルアビブの繁華街にドローンが飛来、攻撃し、少なくとも1人が死亡、10人が負傷した。警察が19日、明らかにした。
この攻撃後、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が犯行声明を出した。
地元紙ハーレツは目撃者の話しとして、「爆発音の後に悲鳴が聞こえ、数人が倒れていた」と伝えている。
警察によると、ドローンは爆弾を投下した後、自爆したとみられる。
イスラエル軍はこの攻撃に関する声明を出しておらず、ドローンがテルアビブ上空に到達できた理由も不明。
イスラエル軍はこれまで、フーシ派やレバノンのヒズボラなどによる領内への攻撃を防空システム「アイアンドーム」などで防いできた。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶やイスラエル領を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は3万8800人を超え、今も増え続けている。
ガザ当局は19日、イスラエル軍の空爆により、妊娠9カ月の25歳女性が死亡したものの、赤ん坊は一命を取り留めたと明らかにした。
それによると、男児は保育器に入れられ、容体も安定しているという。
亡くなった母親は4カ月前の空爆で両親と兄弟を失いながらも生還。ガザ南部の避難所に身を寄せていた。