◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午後の時点で約4万2900人、負傷者は10万人を超えている。
2024年10月20日/パレスチナ自治区、ガザ地区北部、イスラエル軍の空爆で全壊した建物(AP通信)

イスラエル軍が26日、パレスチナ・ガザ地区北部の住宅地を空爆し、少なくとも35人が死亡、数十人が負傷し、多くの行方不明者が出ている。現地メディアが報じた。

それによると、ベイトラヒヤの住宅地が標的となり、複数の建物が全壊したという。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは医療当局者の話しとして、「26日夕方の時点で35人の死亡を確認し、数十人が病院に搬送され、まだ多くの市民が瓦礫の下敷きになっているとみられる」と伝えている。

それによると、医療従事者はイスラエル軍の砲撃により、現場に近づけず、生存者や空爆を目撃した人が遺体や負傷者は搬送したという。

イスラエル軍は3週間以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。

イスラエル軍はこの空爆に関するコメントを出していない。

アルジャジーラによると、今回の空爆は事前の警告なしで行われ、多くの避難者が巻き込まれたという。

イスラエル軍は北部の中心地ジャバリアとベイトラヒヤを中心に地上作戦を展開。両地域には数十万人の避難民が身を寄せている。

パレスチナ通信(WAFA)は情報筋の話しとして、ベイトラヒヤの空爆で死亡した多くが女性と子供と伝えているが、詳細は不明だ。

それによると、イスラエル軍は少なくとも5つの建物を標的にしたという。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午後の時点で約4万2900人、負傷者は10万人を超えている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク