◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は6日午後の時点で4万4612人、負傷者は10万5834人となっている。
イスラエル軍が6日、パレスチナ・ガザ地区中部と北部を空爆し、少なくとも50人が死亡、100人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。
それによると、中部ヌセイラトの難民キャンプへの空爆で子供6人と女性5人を含む20人以上が死亡したという。
パレスチナ通信(WAFA)はガザ当局者の話しとして、「ヌセイラトの複数の建物が全壊し、大勢が瓦礫の下敷きになったとみられる」と伝えている。
北部ベイトラヒヤにあるカマル・アドワン病院も複数回攻撃を受け、少なくとも29人が死亡、数十人が負傷した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、カマル・アドワン病院の周辺に展開したイスラエル軍の戦車部隊は病院内であろうと「動くものを片っ端から」撃っているという。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は6日午後の時点で4万4612人、負傷者は10万5834人となっている。
中部ヌセイラトの難民キャンプでは少なくとも2棟の建物が全壊し、多くの女性や子供が瓦礫の下敷きになった。アルジャジーラによると、この建物は避難所として利用されていたという。
現場では一般市民が手作業で瓦礫をどかし、下敷きになった人たちを助けようとしている。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。
イスラエル軍は北部に残る数少ない医療施設のひとつであるカマル・アドワン病院も複数回攻撃し、スタッフと患者を含む大勢が犠牲となった。
イスラエル軍はこの攻撃に関するコメントを出していない。