◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は18日午前の時点で4万3922人、負傷者は10万3898人となっている。
2024年11月18日/レバノン、首都ベイルート(Getty Images/AFP通信)

イスラエルが18日、パレスチナ・ガザ地区北部などを空爆・砲撃し、少なくとも76人が死亡、150人以上が負傷し、行方不明者の捜索が続いている。ガザ当局が明らかにした。

イスラエル軍は1カ月半に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となり、各地で行方不明者の捜索が続いている。

国連は18日、ガザ北部を含む全域で飢餓が急速に拡大し、「最悪のシナリオが既に進行している可能性がある」と警告。双方に武器を置き、全戦力を市民への支援に与えるよう促した。

イスラエル軍はレバノンの過激派ヒズボラへの攻撃も継続中。レバノン当局は18日、首都ベイルート中心部が再び空爆を受け、少なくとも5人が死亡、24人が負傷したと明らかにした。

イスラエル軍はレバノン南部への攻撃も続けており、さらに8人の救急隊員を殺害した。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、米国特使がイスラエルとヒズボラの停戦を仲介すべく、19日にベイルート入りする予定だという。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は18日午前の時点で4万3922人、負傷者は10万3898人となっている。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は18日午前の時点で3516人、負傷者は1万4929人。

レバノン当局によると、ベイルート中心部の住宅地に対するイスラエル軍の空爆で複数の建物が全壊したという。当局は5人の死亡を確認し、24人が負傷したと報告している。

現地メディアによると、複数人が瓦礫の下敷きになったという情報がある。

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