◎イスラエル軍はガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスへの攻撃を続けている。
イスラエル軍がパレスチナ・ガザ北部ジャバリアの難民キャンプを空爆し、少なくとも4人が死亡した。地元当局が14日、明らかにした。
イスラエル軍はガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスへの攻撃を続けている。
ガザへの砲撃が続く中、レバノン北部でも14日、イスラエル軍の空爆により少なくとも21人が死亡、8人が負傷した。レバノン保健省が明らかにした。
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)はイスラエル軍がガザ北部を他の地域から完全に切り離し、「市民の命と安全を完全に無視して攻撃を続けている」と非難している。
イスラエル軍はガザ中部ヌセイラットのアルアクサ殉教者病院の敷地内にある野営地を空爆、少なくとも4人が死亡、数十人が負傷した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は14日午前の時点で4万2289人、負傷者は9万8684人となっている。
一方、イスラエル軍はヨルダン川西岸地区での取り締まりも継続中。14日、ナブルスの北西にある集落を襲撃した。
パレスチナ通信(WAFA)は情報筋の話しとして、「数台の軍用車両が集落に侵入し、実弾、スタングレネード、催涙ガスを発射した」と伝えている。今のところ負傷者や逮捕者の情報はない。
ヨルダン川西岸では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で多くのパレスチナ人が殺害されている。
パレスチナ保健省によると、ヨルダン川西岸だけで740人以上のパレスチナ人が殺害され、そのうち20人近くが入植者に殺害されたという。負傷者は6500人近くに達している。