▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は13日午前の時点で4万6584人、負傷者は10万9731人となっている。
イスラエル軍が13日、パレスチナ・ガザ地区全域への空爆を継続し、この24時間で少なくとも45人が死亡、100人以上が負傷し、大勢が瓦礫の下敷きになった。ガザ当局が明らかにした。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「北部ベイトラヒヤの難民キャンプなど、少なくとも5カ所で大きな爆発が確認され、複数の建物が倒壊した」と伝えている。
イスラエル軍による攻撃が続く中、米政府はイスラム組織ハマスとの停戦交渉が合意に近づいていると明らかにした。
来週退任するバイデン(Joe Biden)米大統領は13日、早ければ今週中にも停戦協定が結ばれる可能性があると発表した。
バイデン氏は演説の中で、「停戦は手の届くところにある」と述べた。
ホワイトハウスのサリバン(Jake Sullivan)米大統領補佐官(国家安全保障担当)も記者会見で、「数日中に合意が可能かもしれない」と語った。
しかしサリバン氏は「合意が保証されているわけでなく、最後の調整が続いている」と警告した。
交渉が難航する中、イスラエル軍に完全包囲されているガザ北部の過去100日間の死者・行方不明者は5000人に達し、今も増え続けている。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は13日午前の時点で4万6584人、負傷者は10万9731人となっている。
トランプ(Donald Trump)次期米大統領は先週、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、「1月20日の就任式までにイスラエルの捕虜が解放されなければ、地獄が始まる」と警告。イスラム組織ハマスに譲歩を迫った。