▽容疑者はパレスチナ・ヨルダン川西岸地区出身の男(53歳)で、イスラエル市民と結婚し、無許可でイスラエル国内に住んでいた。
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イスラエル北部ハイファで車がバス停に突っ込み、少なくとも10人が負傷した。警察が27日、明らかにした。
それによると、容疑者はパレスチナ・ヨルダン川西岸地区出身の男(53歳)で、イスラエル市民と結婚し、無許可でイスラエル国内に住んでいたという。
容疑者が運転する車はハイファ市内のバス停に立っていた人々をはね飛ばした。警察によると、容疑者はその場で射殺されたという。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「17歳の少女と成人2人が重傷、1人が中程度のケガ、6人が軽傷を負った」と伝えている。
地元紙ハーレツは重傷を負った10代少女について、頭と手足を負傷し、人工呼吸器を使用していると報じた。また頭部を負傷した60歳男性も鎮静剤が投与され、同じく頭部を負傷した19歳女性は意識があるという。
手足を負傷した18歳女性は中等度の状態で意識はあると伝えられている。
イスラエルでは23年10月にガザ紛争が始まって以来、パレスチナ関連の暴力事件が急増している。
テルアビブでは先週、駐車場に停められていた3台のバスが爆発、全焼した。ケガをした人はいなかった。
イスラエル軍は1月19日にガザ停戦が発効してから2日後、ヨルダン川西岸で大規模な対テロ作戦を開始。ジェニン難民キャンプやトゥルカレム難民キャンプなどが標的となり、多数の死傷者が出ている。