イスラエル・テルアビブで自動車爆発、警察が捜査中

2023年10月にガザ紛争が勃発して以来、イスラエル国内ではテロ攻撃が相次いでいる。

イスラエル・テルアビブ市内で自動車が爆発し、警察が捜査している。現地メディアが25日に報じた。

それによると、事件は市中心部の通りで発生。この影響で一部が通行止めになったと伝えられている。

それ以上の詳細は明らかになっていない。地元メディアは負傷者が出たと伝えている。

X（旧ツイッター）で拡散した動画には道路の真ん中で炎上する車が映っていた。

2023年10月にガザ紛争が勃発して以来、イスラエル国内ではテロ攻撃が相次いでいる。その背景には複数の要因がある。第一に、ガザ地区での戦闘激化に伴い、イスラエルとパレスチナ人の対立感情が一層高まり、報復や抵抗を名目とした個人や小規模組織による攻撃が増えた。

第二に、ヨルダン川西岸地区で武装組織や若年層の過激化が進み、イスラエル軍との衝突が頻発し、それが国内テロの温床となっている。

第三に、イスラム組織ハマスやイスラム聖戦などの武装組織が紛争を「聖戦」と位置付け、支持者に攻撃を呼びかけていることが動機づけを強めている。

また、SNSを通じた扇動や過激派による宣伝が拡散し、個人が即興的に武器や車両を使った襲撃を行うケースも増加している。さらに、地域的に緊張が高まる中で、イランやレバノンのヒズボラなど周辺勢力がイスラエルへの圧力を強め、これが国内の治安不安を助長している。