ヨルダン川西岸で殺傷事件、1人死亡、容疑者2人射殺=イスラエル軍
現時点で犯行声明は出ていない。
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パレスチナ・ヨルダン川西岸地区で殺傷事件が発生し、男性1人が死亡、3人が負傷した。イスラエル軍が18日、明らかにした。
それによると、事件はベツレヘム近郊のユダヤ人入植地で発生。2人の襲撃者が車で現場に突っ込んだという。
イスラエル軍は声明で、「治安部隊が2人の襲撃者を射殺した」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
また同軍は「襲撃者が使用した車両から爆発物が見つかり、爆発物処理班が処理中である」と付け加えた。
現時点で犯行声明は出ていない。
地元メディアは病院当局者の話しとして、「71歳の男性が腹部などを刺されて死亡し、女性1人、少年1人、別の男性1人が治療を受けている」と報じた。
イスラエルは1967年の第三次中東戦争でヨルダン川西岸、ガザ地区、シナイ半島、ゴラン高原、イスラム教の聖地アルアクサ・モスクを含む東エルサレムを占領。2005年にガザ地区から軍とユダヤ人入植者を撤退させた。
イスラエルは東側の旧市街を含むエルサレム全体を首都とみなしているが、国際社会はこれを認めていない。
東エルサレムは1948年の第一次中東戦争後にヨルダンの支配下に移ったものの、1968年以降は東西ともイスラエルの実効支配下に置かれている。
西岸地区と東エルサレムでは270万人のパレスチナ人の中に約70万人のユダヤ人入植者が居住している。
