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アフガニスタン西部でバス事故、子供含む79人死亡

事故はイラン国境に近い未舗装の道路で19日の午後8時30分頃に発生。イランから強制送還された難民を乗せたバスがトラックおよびバイクと衝突後、炎上した。
2025年8月20日/アフガニスタン、西部ヘラート州、事故を起こし全焼したバス(AP通信)

アフガニスタン西部ヘラート州でバスがトラックと衝突し、子供を含む少なくとも79人が死亡した。当局が20日、明らかにした。

それによると、事故はイラン国境に近い未舗装の道路で19日の午後8時30分頃に発生。イランから強制送還された難民を乗せたバスがトラックおよびバイクと衝突後、炎上した。

この事故で19人の子供を含む少なくとも79人が死亡、2人が負傷した。事故原因は明らかになっていない。

タリバン暫定政権の報道官はAP通信の取材に対し、「バスの運転手が運転操作を誤ったようだ」と語った。

アフガンでこのような事故は珍しくなく、その多くが無謀運転やルール無視によって引き起こされている。

イランは過去数ヶ月間で約180万人のアフガン難民を強制送還。パキスタンも約20万人、トルコも5000以上を送還している。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年初め以来、イランとパキスタンからアフガンに戻った難民は確認できているだけで220万人にのぼる。その60%が18歳未満とのこと。

タリバン暫定政権は先月末、イランとパキスタンがアフガン難民を違法に強制送還していると非難した。

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